観戦レポート　スティーラーズ対タイタンズ

イベント名：ピッツバーグ・スティーラーズ対テネシー・タイタンズ

開催日：2009年9月10日（木）
都市：ピッツバーグ
会場：ハインツフィールド
スコア：PIT 13 - 10 TEN
観客数：65110人
座席：SEC:508 ROW:X
 

 

• ROMANCE DAWN
  
  毎年、MLBを見に9月にアメリカに行くのが恒例行事。ただ、いままで、NFLを見るタイミングと少しずれて、今回が初の観戦。
  うまいことに5泊7日の旅行日程で、2試合見れることになった。
  まず、2009年のNFLの開幕試合になる、スティーラーズ対タイタンズ。
  もう1試合は、マンデーのペイトリオッツ対ビルズ。
  NFL観戦中心の旅行なら、日曜日にニューヨークでもう1試合みれたが、そこはレッドソックス（これを楽しみに生きている）を見せてくださいということで、今回は2試合の観戦。
  日本からシカゴ経由でピッツバーグへ。15時間の旅程。
  ピッツバーグの空港に到着すると、空港からもうファンの大群。
  おお、来たな、という雰囲気になる。
  人気の高いジャージーベスト３は、＃４３、＃７、＃８６。
  初めての観戦だけに胸が高鳴ってきた・・・
   

• HOW TO GET THE TICKET
  
  まず、頭を悩ませたのは、チケット。なんといってもこの試合は、行くことが決まってからずっとチケットマスターを見ていたが、1枚も出ないまま、開催週になってしました。
  メジャーリーグを見に行く感覚だと、当日券でなんとかなるという感じだが、さすがに初めてのNFL、ましてや、ブラックアウトがあるようなNFLなので、事前手配が安全だろうと、最終的に180ドル前後のアッパーサイドラインを購入。ホテル配送にした。
  
  さすがに1枚だから安いのもでるかと期待していたが、結局は定価の2倍するようなものでもしょうがない状況だった。
  
  ただ、果たして当日券はあるのか、というのはとても気になることだったので、スタジアムの窓口にいってみたが、やはり当日券はなし。
  事前手配で正解だった。
   

• WHERE TO STAY
  
  今回は、翌日の午前5時にデトロイトへの移動だったため、空港近くへホテルを取った。
  空港周辺なら1泊6000円と安いが、市バスでダウンタウンまでは、30分の距離。
  市バスの行き先には、「GO STEELERS」の文字。
  街をあげての開幕戦というのがひしひし伝わる。
  
  今回は、空港近くにホテルを取ったが、スティーラーズ観戦にはどこのホテルが便利か。
  これは、いきなり時間が飛ぶが、試合終了後、街の中は車でごった返し、タクシーもほとんど拾えない。
  このような状況からスタジアムまで徒歩でいけるホテルが便利。
  ベストはヒルトン。ただ、料金も高いと思われるので、歩けそうなロケーションのホテルをお勧めする。
   

• FESTIVAL
  
  ともかく1つの試合なのに、キックオフの数時間からお祭りのような状態。
まず、驚いたのが、本格的なステージセットで行われていたコンサート。
尋常じゃない人と盛り上がりだったので、おそらく有名なアーティストだったのだと思われる。
帰国後、知人に調べてもらい、ブラック・アイド・ピーズ（今年のビルボードのシングルチャートでなにから新記録を出すぐらいらしい）とティム・マックグロウというカントリー歌手（アメリカではかなりの人気らしい）だったと知ったが、試合前からあらゆる面で、盛り上がりを作り、時間を忘れるほどだった。

駐車場では、ＢＢＱ！
これこそ、イメージしてた、NFL。
今年のチームについての話題でも盛り上がる。
中にはダンスをしているファンもいる。
いよいよ、開場だ！
 

• GATE OPEN
  
  まず、荷物検査だが、このスタジアムはそれほど厳しくはなかった。
  持っていったのは、俗にいうリックサック。大きくもなく、小さくもないような大きさのもの。
  まず、ニューヨークではダメといわれること間違いなしだが、ココでは問題なし。
  カメラはＯＫ。ビデオはダメと書かれていたが、そこまで細かくチェックはしない。
  ただ、場内でビデオを撮っているファンは見かけなかったので、持ってこないほうが正解だろう。
  水などのボトルも持ち込み可能。
  ただ、スタジアム周辺にはコンビニのようなお店はほとんどないので、周辺で買おうという人は注意。
  オープンとともに皆スタジアムへ入るが、スムーズにいけた。
   
• Inside Stadium
  
  実は、ピッツバーグは今回が2度目。初めは、MLBのパイレーツの観戦で2007年に来た。
  パイレーツの本拠地PNCパークは、このハインツフィールドのすぐとなり。
  そのときから、ハインツフィールドはかっこいいと思っていた。
  ようやく中に入れると思うと、なんか感無量。
  スタジアム内では、ファン同士が、ハグしたり、開幕の日を迎えたことを喜んでいるのが印象的だった。
  
  このスタジアムは、係員がそれほどうるさくないので、結構自由に動ける。
  もともとのチケットは、アッパーレベルだが、試合前などはずっと1階席を回れたし、試合開始の45分前ぐらいには、選手の練習も近くで見れた。
  ただ、クラブレベルはいけない。
   

• GO STEELERS
  
  夜8時30分。いよいよセレモニーが始まった。夜の8時半から始まるなんて日本じゃほとんどありえない。こんなことでも少しアメリカを感じる。
  
  セレモニーが始まり、昨年のスーパーボウルのハイライトが流れると、スタジアム中のファンが黄色いタオルを回し、すごい光景になった。日本を出て、21時間。ほとんど寝てないのに、眠気も感じず、いよいよキックオフ！
  
  とにかく1プレーへのファンの歓声。カメラのフラッシュがすごい。
  やはりテレビとは違う。このファンの気持ちというのは、生でないとなかなか伝わらない。
  生で見る醍醐味である。
   
  試合内容については、簡単に流すが、10対10の同点で延長へ。
  延長では、スティーラーズが攻撃権を取り、フィールドゴールで13対10の勝利。
  
  最後にスタジアムについて少し。
  このスタジアムは、階層がはっきりしていて、どこでもかなり見やすい。
  アッパーはアッパーで、流れは良く見え、1階席は、1階席で、迫力がある。
  残念ながらクラブ席はいけなかったので、そこをのぞくと、ベストポジションは、1階席サイドラインの30列目前後。ここは最高に見やすい。
  
  アッパーは、9月でも夜は寒い。北のチームの観戦には、上着が必須だと思った。
  
  このスタジアムの一番のつぼは、スコアボードにある、ハインツのケチャップが、ゴールラインが近くになるとだんだん、下に向いてきて、ケチャップがこぼれること。
  これは笑えた。
  
  試合終了は、12時過ぎ。それでもファンはお祭り騒ぎの夜だった。